2017年12月19日

ヘリなし畳

畳業界のなかでは、へりなし畳が流行しています。

たたみべり・・・ないほうがいいんですかねぇ。

最近はいろいろおしゃれなたたみべりも出ていて、
選ぶのも楽しいと思うんですが。

正方形ですので、一畳当たり二枚の計算となります。

たたみべりがある畳表より、幅の広い畳表を使います。

目の幅の広さもあり、畳の目の並びを変えれば、

あっというまに市松模様ができますね~。

四畳半で九枚ですからね!

そういったおしゃれなところがうけているのかな~。

あと、広く見せたいからヘリがあると目についちゃうからかな~。


だけと、へりなし畳、めっちゃ手間がかかるんです。。。


たたみべりがない分、四方に折り曲げながら巻き込み逢着する加工方法が必要となるので、

サイズ(寸法)あわせや加工技術が難しいのです。

天然の畳表であれば、

折り角をつけるために水につけ、柔らかくした後に四方に折り曲げながら巻き込むといった加工の工夫をして対応しています。

(時間はかかります・・・)



最近よくある樹脂化学畳表は水につけても折り曲げることができません。

なので、専用の機械がないと、金づちでたたいて無理やりおりまげる、なんてことも。
そうするとサイズが難しいんですよね~。

ちなみに、当店では、樹脂化学畳表に対応する折り曲げ機もありますので 対応することができます!

樹脂化学畳表の商品についてはまた次回!


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Posted by 東伊豆町*山本畳店 at 19:00 │たたみについて